【概要/about】
塩原洋『just a man in love』新装版
本写真集は国内外を問わず、様々な書籍イベントで完売が続出するなど、反響を呼んだ話題作『just a man in love』の新装版です。手掛けたのは写真家の塩原洋。本写真集はヌードモデル・兎丸愛美を撮影した『きっとぜんぶ大丈夫になる』に続き、塩原にとって二冊目の写真集となります。『just a man in love』の被写体は一般人カップル。彼ら彼女らがセックスに及んでいる様子を塩原は写真ならではの表現で切り取りました。本写真集で塩原は特に男性側に焦点を当て、目前の人と一対一で向き合い、コミュニケーションに夢中になる表情の変容の様子を収めています。必死に身体をむさぼる目線の先は愛する人であり、根底に流れているのは純粋な物語です。本来在るべき人間の姿を想起させ、最早ポエティックと言える、写真集『just a man in love』。写真家の野心と挑戦の痕跡にご注目下さい。
Hiroshi Shiohara’s second photobook “Just a Man in Love” portrays a couple having sex in a way not yet seen. Shiohara focuses exclusively on the facial expressions of the man as the couple goes from foreplay to climax (and eventually a walk in the grass, holding hands). The book offers no context and no details about the couple; yet the man’s face – earnest, natural, unpretending, glistening with sweat – tells a whole story. A brilliant, poetic book about passion and love.
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プロフィール
塩原洋(しおはらひろし)写真家
1983年生まれ
長野県松本市出身
立教大学社会学部卒業
代官山スタジオを退社後、沢渡朔氏に師事
2015年よりフリーランス
個展
2017年
『たまゆら』
『きっとぜんぶ大丈夫になる』
神保町画廊(東京)
『きっとぜんぶ大丈夫になる』
Pulp(大阪)
2018年
『希望一切會更好(きっとぜんぶ大丈夫になる)』
台湾淳久堂書店(台北)